元最速男クルーン氏、球場も「?」の71キロ「肩に違和感を感じてしまい…」

元近鉄・吉岡雄二氏と1打席勝負でまさかの71キロ

 2005年から3年間、横浜でプレーしたマーク・クルーン氏が16日のDeNA-オリックスが行われる横浜スタジアムに来場。試合前には元近鉄OBの吉岡雄二氏と1打席勝負に臨んだ。

 2005年には当時の日本最速となる161キロをマークした。12年2月に引退し、ブランクがあるとはいえ、この日の球速に期待が寄せられたが……。

 クルーン氏が投じた第1球は山なりで高めに外れる71キロのボール。球場全体に「?」の空気が流れるなか、2球目も再び山なりの軽い球。吉岡氏はセンター前ヒットとして勝負は終了した。結果球は計測不能で表示されず。クルーン氏の代名詞でもある剛球は披露されることもなく、あっさりと終わってしまった。

 クルーン氏は球団を通じて「練習で木塚さん(投手コーチ)とキャッチボールをしていたときは良かったのですが、ブルペンのマウンドに上がってボールを投げたら、肩に違和感を感じてしまい、あのようなボールになってしまいました…」と山なり球となってしまった理由を説明した。

 それでも「スタンドの皆さんが温かい声援を送ってくれて嬉しかったです。明日、朝起きて肩がどのような状況になっているかわかりませんが、ファンの皆さんに楽しんでいただけるよう頑張りたいと思います」と“リベンジ”を誓った。

 吉岡氏も「久しぶりに打席に立てて、懐かしい気持ちになりました。クルーンは肩を痛めてしまったんですよね? できれば、速い球で空振りしたかったですが。。。(笑)」とコメントした。

 クルーン氏は17日に高橋智氏、18日はパンチ佐藤氏との対戦が行われる。果たして、力強い球は蘇るのか……。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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