上原浩治、逆転呼ぶ快投で2勝目 味方失策も1回無安打2K、17球中15球が直球
先頭を味方失策で出すも無安打の快投、直後の一挙6得点の猛攻呼び込む
カブスの上原浩治投手は16日(日本時間17日)、敵地でのパイレーツ戦の8回に4番手で登板し、1回無安打無失点2奪三振の快投で今季2勝目(3敗)を挙げた。味方の失策で先頭打者を出したが、その後はすべて直球を投じ、完璧な投球でミスをカバー。9回の逆転劇を呼び込んだ。チームは9-5で勝利して上原に白星がついた。
上原は1点ビハインドの8回に登板。先頭のハリソンは87マイル(約140キロ)の直球で遊ゴロに打ち取ったが、遊撃ラッセルの送球がやや本塁側に逸れる。ハリソンが一塁手リゾのタッチを巧みにかわしてセーフ。ラッセルのエラーで出塁を許した。
しかし、安定感抜群のセットアッパーに動揺はなし。続くポランコはすべて直球で、カウント2-2から86マイル(約138キロ)の直球で空振り三振。続くフリースもすべて直球で、最後は4球目の86マイルで空振り三振に仕留めた。そして、最後のベルもすべて直球で、4球目の87マイルでニゴロ。味方の失策の後は、後続を完璧に抑えた。
この日は17球を投げてストライクは12球。17球のうち15球が直球。4球目から14球連続でストレートを投じた。5試合連続無失点で防御率は2.70となった。
上原の快投が打線に火をつけ、カブスは9回に猛攻で6点を奪取して逆転。その裏を守護神デービスが抑えた。上原が快投で勝利を呼び込み、自らも2勝目を挙げた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count