ソフトB武田、2軍戦9安打で7回3失点も 状態は上向き「肩の痛みもないし」
巨人2軍戦で9安打&最速146キロ、交流戦明け1軍ローテ入り微妙も「きっかけあれば」
ソフトバンクの武田翔太投手が17日、巨人との2軍交流戦(タマスタ筑後)に先発。7回を投げて9安打を許して3失点だった。
初回、2回と得点圏までランナーを進められながらも無失点。しかし、3回は2死二、三塁からギャレットにタイムリーを浴びて2失点。4回にも自らの緩い送球でピッチャーゴロを内野安打にしてピンチを広げ、ルーキー・吉川尚にタイムリーを浴びた。
ストレートはコンスタントに140キロ台をマークし、MAXは146キロ。しかし、武田は「イメージと体の動きが一定しない。まっすぐもそうだし、コントロールもそう」と複雑な表情を浮かべた。
「頭では思いっきり投げているのに、体がついてこない」と語る一方で「肩の痛みもないし、(6月10日の)甲子園よりは腕も振れていた。徐々に状態は上がっている」と決して後ろ向きになることはない。
この日の結果は倉野信次コーチのいう「1軍で抑えられるレベル」ではなかったが、そのレベルに達するのも「きっかけがあれば(大丈夫)」と武田。交流戦明けのローテ入りは微妙になったが、武田が1軍のマウンドに立つ日はそう遠くはないだろう。
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藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura