田中将大3被弾、球団史上初「4回10K」も5失点で自身6連敗 ヤ軍は最長5連敗
今季21被弾はリーグワーストタイ、82球で降板し7敗目&防御率6.34に
ヤンキースの田中将大投手は17日(日本時間18日)、敵地でのアスレチックス戦に先発し、4回8安打5失点の乱調で自己ワーストの6連敗を喫した。今季7敗目(5勝)。わずか4イニングで今季2度目の2桁奪三振も、先頭打者弾を含む3本塁打を浴びた。今季21被弾はリーグワーストタイ。5月14日のアストロズ戦から7試合で0勝6敗と苦しんでいる。ヤンキースは2-5で敗れ、今季最長の連敗は「5」に伸びた。
田中は初回、ジョイスに初球の直球を捉えられ、ライトへの先頭打者弾を浴びる。しかし、その後はスプリットで3者連続空振り三振と被弾後は完璧な投球を見せた。
ヤンキースは2回にロマインのタイムリーで同点に追いつき、ガードナーの犠飛で勝ち越し。早々に逆転した。しかし、田中はその裏、1死でヒーリーにスプリットを捉えられ、レフトへの同点弾を浴びる。すぐに追いつかれた。
それでも、この回も3三振で奪い、勝ち越しは許さず。3回は初の3者凡退に仕留めた。だが、4回は先頭のヒーリーにスライダーを再びレフトスタンドへ運ばれる。この試合3本目、シーズンではリーグワーストタイの21本目の被弾で、あっさりと勝ち越しを許した。
その後、2死一、三塁とされてからロサレスにもタイムリーを浴びて4失点目。続くラウリーはセカンドへの適時内野安打で5点目を失った。デービスはスライダーで空振り三振に仕留め、今季2度目の2桁奪三振としたが、この回3失点で降板となった。
田中は82球を投げてストライクは54球。防御率は再び6.34まで悪化した。元「ESPN」の記録調査員で、現在はヤンキース専門サイト「リバー・アベニュー・ブルース」などに寄稿するケイティ・シャープ記者のツイッターが伝えたところによると、4イニング以下で10奪三振はヤンキース史上初。一方で、4イニング以下で「10奪三振以上と3被弾以上」を同時に記録したのは、過去100年でMLB史上初だという。
ヤンキースは反撃できず、2-5で敗戦。不振のエース田中が踏ん張れず、今季ワーストの5連敗となった。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count