ロッテ佐々木朗、プロ初打撃投手で最速157キロも被弾にショック?「いい気持ちでは…」

プロ入り後初の打撃投手を務めたロッテ・佐々木朗希【写真:宮脇広久】
プロ入り後初の打撃投手を務めたロッテ・佐々木朗希【写真:宮脇広久】

佐々木朗の157キロを体感した福田光「高めは見た事ないほど速いです」

 ロッテのドラフト1位ルーキー、佐々木朗希投手(大船渡高)は24日、本拠地ZOZOマリンスタジアムでプロ入り後初めて打撃投手を務めた。ドラフト5位ルーキー福田光輝内野手(法大)、22歳の茶谷健太内野手を相手に計25球。安打性の打球は6本。茶谷から空振りを1つ奪った。球場のスピードガンで最速157キロを計測した。

 圧巻の剛速球ショー。佐々木朗は「悪くはなかったが、もう少し良くなると思う。球速にもばらつきがあったので、安定していい球を投げられるようにしたい」と振り返った。福田光に左中間へ柵越え1本許した。「いい気持ちではなかった。今日は打撃投手ですが、これから変化球を入れたり、配球が違えば、また違うと思う。速い真っ直ぐだけでは打たれてしまうので、工夫もしていきたいと感じました」と被弾にショックを受けた様子。「(福田光と)同期とか関係なく、バッターに投げるのが(プロ入り後)初めてだったので、力みはあったと思います」と話した。

 打撃投手で打者に打たせようという意識については「それはないですが、ストライクはしっかり取ろうと思いました」とコメントした。強風が名物のZOZOマリンでの“登板”。「この球場の特徴を感じながら投げることができました。(ZOZOマリンでは)これからも投げることがあると思いますし、(風向きなどは)日によって違うと思うので、特徴をつかみながら有効に使っていきたいです」とした。

 ロッテの球団公式ツイッターは、佐々木朗の打撃投手デビューを映像をアップ。対戦した福田光と茶谷のコメントを紹介した。最速157キロを体感した福田光は「高めは見た事ないほど速いです」とコメント。茶谷は「外角のボールは遠く見えました。凄いです!」と振り返っている。

 佐々木朗が打者相手に投球するのは、高校日本代表の一員として出場した昨年9月6日のU-18ワールドカップ準決勝・韓国戦に先発して以来、ちょうど200日ぶり。この時は、右手中指のマメが悪化し、わずか1回打者4人無安打1奪三振1四球無失点で降板した。プロ入り後は1軍に帯同しながら慎重に調整を進め、2月27日に初のブルペン入り。今月13日に遠征中のナゴヤドームのブルペンで初めて変化球を解禁していた。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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