ロッテ佐々木朗の制球力を吉井コーチ称賛「注目された中でほとんどストライク。凄い」
ロッテ佐々木朗はプロ初の打撃投手、最速157キロをマークした
ロッテのドラフト1位ルーキー、佐々木朗希投手(大船渡高)は24日、本拠地ZOZOマリンスタジアムでプロ入り後初めて打撃投手を務めた。ドラフト5位の福田光輝内野手(法大)、22歳の茶谷健太内野手を相手に計25球。安打性の打球は6本。茶谷から空振りを1つ奪った。球場のスピードガンで最速157キロを計測した。
圧巻の剛速球ショー。吉井投手コーチは「球の速さもそうですが、初めて打者相手に投げて、しかも注目された中で、ほとんどストライクだったので、すごいと思いました」と称賛。この日はストレートのみだった。「明日何ともなければ、次は27日、3分間増やして8分間、変化球ありでやろうと思います」と話した。
佐々木朗が打者相手に投球するのは、高校日本代表の一員として出場した昨年9月6日のU-18ワールドカップ準決勝・韓国戦に先発して以来、ちょうど200日ぶり。佐々木朗は「悪くはなかったが、もう少し良くなると思う。球速にもばらつきがあったので、安定していい球を投げられるようにしたい」と振り返った。福田光に左中間へ柵越え1本許した。「いい気持ちではなかった。今日は打撃投手ですが、これから変化球を入れたり、配球が違えば、また違うと思う。速い真っ直ぐだけでは打たれてしまうので、工夫もしていきたいと感じました」と前を向いていた。
(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)