ロッテ井口資仁、今季限りで引退へ 現役最年長野手42歳、世界一も経験
現役21年目で引退決意、史上5人目の日米2000安打も達成
NPBの現役最年長野手で、日米で21年間プレーしたロッテ・井口資仁内野手(42)が今季限りで現役引退する意思を固めたことが20日、分かった。
井口は国学院久我山高から青学大に進学。4年夏の96年にアトランタ五輪日本代表に選ばれ、銀メダルを獲得した。1996年ドラフト1位でダイエー(現ソフトバンク)に入団。俊足好打の内野手として盗塁王2度、ベストナイン3度、ゴールデン・グラブ賞3度獲得するなど、2度の日本一に輝いた。
2005年には米大リーグ・ホワイトソックスに入団。レギュラーとしてチーム88年ぶりのワールドシリーズを制し、世界一を経験した。パトレスに移籍した08年はシーズン途中にフィリーズに加入。出場機会には恵まれなかったが、チームはワールドシリーズ制覇。2個目のチャンピオンリングを獲得した。
2009年にロッテに入団。翌10年には日本一を経験し、13年には日本人で5人目となる日米通算2000安打を達成した。
今季は現役21年目を迎え、現役最年長野手としプレー。日米通算250号本塁打を達成するなど、主に代打とDHで起用され、35試合で1本塁打、8打点、打率.257をマークしていた。
真面目な人柄で多くの若手からも愛された名選手がユニホームを脱ぐ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count