ソフトB千賀&武田も21日に合流 チームの中核が続々と1軍へ
千賀はブルペンで55球、工藤監督「いいボールがいっていた」
ソフトバンクの千賀滉大投手と武田翔太投手の両右腕が、21日から1軍に合流することになった。20日、福岡・筑後市のファーム施設「HAWKS ベースボールパーク筑後」で行われたリハビリ組、2軍、1軍投手陣の練習をそれぞれ視察した工藤公康監督が「(千賀は)明日からドームの練習に来ます。武田も」と明らかにした。
左背部の張りで登録を抹消中の千賀はこの日、指揮官も見守る中でブルペンで投球練習を行い、55球を投じて「投げられたことは投げられた。あとの判断をするのは僕じゃないので」。背番号41について、工藤監督は「だいぶ良くなっていると聞いている。ブルペンも見て、いいタイミングで投げられれば、いいボールがいっていた」とした。
右肩の炎症で離脱していた武田はこの日はキャッチボールを行い、工藤監督がフォームについてアドバイスを送る場面もあった。ウエスタンリーグで3試合に投げているものの、まだ本来の状態を取り戻せていない右腕。工藤監督は「急に(いい形に)戻ることもある。1つのタイミング。(アドバイスは)真っすぐ腕を叩け、下がブレないようにと言った」と話した。
右太もも裏肉離れのデスパイネと、頚椎捻挫の内川も、21日から1軍に合流する予定。「(デスパイネと内川は)明日の練習をやってみてから。(デスパイネは)走ることが出来ないというわけにはいかない。確認作業はちゃんとやっておかないといけないので」と工藤監督は言う。主力に離脱者が続出し、苦しみながらも、3年連続の交流戦最高勝率に輝いたソフトバンク。チームの中核が、続々と戻ってこられそうだ。
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福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani