元近鉄“最強助っ人”ローズ氏のMLB開幕戦3連発が再脚光 MLB公式「歴史的な3本塁打」
カブス時代の1994年、メッツとの開幕戦で第1打席から3打席連続ホームランを記録
本来なら3月25日(日本時間26日)に開幕するはずだったメジャーリーグ。新型コロナウイルスの感染拡大を受け開幕延期が決まったがMLB公式サイトは過去の開幕シリーズを特集。近鉄、巨人、オリックスで活躍したタフィ・ローズ氏の開幕3本塁打が再脚光を浴びている。
開幕延期で辛い日々を過ごすファンに向けMLBネットワークは“伝説の開幕戦”を放送することが決まった。これを受けMLB公式サイトは「MLBネットワークが“タフィー・ローズ・ゲーム”を放送する」と、日本でもお馴染みの助っ人“Tローズ”が放った開幕3本塁打を特集している。
カブス時代の1994年、リグレー・フィールドで行われたメッツとの開幕戦に「1番・中堅」で先発出場したローズ。初回に先頭打者ホームランを放つと3打席連続アーチをかっ飛ばした。相手投手は1984年にサイ・ヤング賞を獲得したドワイト・グッデンだっただけに球場は歓喜に沸いた。
記事では「ローズがグッデンを相手に放った歴史的な3本塁打だ」と当時を振り返り、ローズの3打席連続アーチで興奮したファンが球場に帽子を投げ込み、約10分間試合が中断したことを言及。「多くの帽子を見たときに、何が起きているのかわかっていなかったよ。あれが3本目だと、誰かが教えてくれたんだ。素晴らしかったね。最高だったよ」と、若かりしローズのコメントも紹介している。
日本では、近鉄時代の2001年に55本塁打を放つなど、4度の本塁打王に輝き、巨人、オリックスも含めた3球団で通算464本塁打をマークした“最強助っ人”。メジャーでのキャリアは13本塁打に終わったものの、歴史に名を残した開幕3本塁打は今も尚、語り継がれている。