ヤンキースがキャンプまでに大型補強!? 共同オーナーが巨額投資を示唆
「まだ終わってはいない」「(補強額に)上限は設けない」
ヤンキースのハル・スタインブレナー共同オーナーが、来月の春季キャンプスタートまでに大型補強に打って出る可能性を示唆している。MLB公式サイトが「スタインブレナー曰く、ヤンクスは補強終了ではないかもしれない」と報じている。メジャー2年目を迎える田中将大投手にとっても、心強いチームメートが加わるかもしれない。
今オフ、ヤンキースは移籍市場で例年に比べて実に手堅い補強を続けているが、定例のオーナー会議に出席したスタインブレナー氏はピンストライプの名門のDNAとも言える「大型補強」の可能性について言及したという。
「まだ終わってはいない。スプリングトレーニングまで、まるまる1か月間残されている。我々は常に向上し続けようとしている。私は(補強額に)上限は設けない。チームの穴を確実に埋めることはできたが、(この先)数週間も続けていくだけだ」
毎年のように巨額投資を行ってきたヤンキースだが、2年連続でプレーオフ進出を逃して迎えた今オフは、大物に手を出していない。フリーエージェント(FA)となった堅守のチェイス・ヘドリー、スティーブン・ドリュー両内野手と再契約。デレク・ジーター主将の引退で空いた遊撃手の穴は、ダイヤモンドバックスから24歳のディディ・グレゴリアスをトレードで獲得して埋めた。
さらに、昨年からクローザーを務めたデビッド・ロバートソン投手がFAでホワイトソックスに流出した代わりに、オリオールズから左腕アンドリュー・ミラー投手を獲得している。昨オフとは対照的な静けさと言えるだろう。