いきなりの覚醒もある!? 中日の2020年は好素材だらけのルーキーに期待大
ドラ2橋本、ドラ3岡野、ドラ4郡司は開幕1軍入りの可能性大
新型コロナウイルスの感染拡大で開幕が延期となっているプロ野球。3月20日に予定されていたペナントレース開幕は最短で4月10日になり、そして、感染の拡大により4月24日を目指すことになっている。
なかなか開幕を迎えられず、ヤキモキしているファンも多いはず。そんな状況の中での2020年シーズンだが、各球団でそれぞれにキャンプ、オープン戦とアピールしてきた楽しみな若手たちがいる。
そこで今季、特に大きな飛躍が期待できる選手たちをドラフト指名年で注目。各球団で特に期待される世代をピックアップしてみよう。今回は7年連続Bクラスと12球団で最もAクラスから遠ざかっている中日だ。
昨季も5位に終わり、クライマックスシリーズを逃した中日。2011年以来のリーグ優勝を狙う今シーズン、特に期待なのは2019年ドラフト組、そう今季のルーキーたちだ。
ドラフト1位の石川昂弥内野手をはじめ、支配下登録で6人を指名した昨年のドラフト。ルーキーイヤーからチームの重要な戦力として活躍してくれそうな素材が揃った。
その1人目が大商大から加入した2位の橋本侑樹投手だ。中日の、そして球界のレジェンドだった岩瀬仁紀投手が背負った背番号「13」を受け継いだ左腕。オープン戦では3試合に投げて、無失点と好投しており、中継ぎ陣の一角をになってくれそう。1年目からセットアッパーとして活躍した岩瀬氏のような活躍を期待したい。
3位で社会人の東芝から加入した岡野祐一郎投手は開幕ローテ入りに近づいている。オープン戦では、敗戦投手にこそなったものの、3月10日のオリックス戦で4回2失点(自責は0)と好投すると、3月25日の巨人との練習試合では5回を投げて4安打無失点と猛アピールを見せている。
さらに4位の郡司裕也捕手も開幕1軍どころか、開幕スタメンの可能性もある。オープン戦では10試合で打率.357とアピールに成功。加藤や木下拓らと正捕手を争っている。ドラフト1位の石川昂もその素質の高さを示しており、開幕1軍入りの可能性も残されている。中日の2019年世代は例年以上に好素材が揃っているのかもしれない。