中日2年目・小笠原、あと2死でプロ初完封スルリ 9回途中2失点で今季2勝目
9回1死から2ラン被弾も134球熱投…中日は4連勝、巨人は交流戦明け2連敗
中日の2年目のドラフト1位・小笠原慎之介投手が24日、巨人戦(東京D)で惜しくもプロ初完封を逃した。8回まで2安打無失点の快投ながら、あとアウト2つの9回1死から2ランを被弾。それでも、8回1/3で7三振を奪い、4安打2失点の好投。今季2勝目を挙げ、チームを4連勝に導いた。巨人は交流戦明け2連敗となった。
小笠原は初回先頭の長野に安打を打たれ、犠打で1死二塁と得点圏に走者を背負ったが、坂本勇、マギーを断って勢いに乗った。3回は圧巻の3者連続空振り三振。5、6、7回は四球でピンチを背負ったが、気迫の投球で本塁を踏ませなかった。
打線も2-0とリードした7回に谷のプロ1号3ランなどで一挙5得点。8回にも1点を加え、8点の大量援護で2年目左腕をアシストした。小笠原は3回以降は無安打の快投、8回終了時点で127球を投げていたが、9回もマウンドへ。しかし、最後の最後に悪夢が待っていた。
先頭の2番・山本に二塁打を打たれた後、アウト1つを取ったが、この日の134球目を4番・マギーに左中間スタンドに運ばれ、2ランとされた。初完封を目前で逃し、がっくりとうなだれた。ここで降板し、又吉にスイッチ。試合を締め、チームは4連勝を飾った。
巨人は先発マイコラスが7回途中6失点の乱調で4敗目。交流戦明け2連敗となった。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count