ヤ軍サヨナラ導いた24歳が田中将大に感謝「タナカなしではチャンスなかった」
田中がダルビッシュと圧巻の投手戦、8回零封9Kの好投で勝利に貢献
23日(日本時間24日)の本拠地レンジャーズ戦で劇的なサヨナラ打を放ったヤンキースのロナルド・トレイエス内野手が、8回無失点と好投した田中将大に感謝している。MLB公式サイトが伝えている。
田中、ダルビッシュ有両投手が先発マウンドに上がったこの日は白熱した投手戦が展開された。ダルビッシュは7回まで2安打10奪三振無失点。この試合前まで不安定な投球が続いていた田中も触発されたかのように力投を見せ、8回を3安打9奪三振無失点で抑えてマウンドを降りた。
日本人2投手が輝きを放つ中で攻守で貢献したのがトレイエスだ。メジャー3年目の24歳は3回1死一、二塁のピンチでレンジャーズ秋信守の三塁への鋭い打球を好捕して併殺に仕留めるなど田中をサポート。7回にも三塁の守備で美技を披露すると、1-1で迎えた延長10回2死一、三塁の好機ではセンターへサヨナラ打を放ち、チームを勝利に導いた。
その殊勲者は記事の中で「勝利をつかめて本当にうれしい」と喜びをあらわにし、「何とか強い打球を放とうと思って、いい打撃ができた」とサヨナラの場面を振り返った。そして「タナカなしでは我々にチャンスはなかった。今夜の彼は素晴らしかった」と、好投したエースに感謝と称賛の言葉を送っている。
田中はこの日、100球(69ストライク)で降板。この日勝敗はつかず、5勝7敗で防御率は5.74となっている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count