Aロッド、“敵対”米大統領へ新型コロナ対策で助言 米驚愕も「信頼の関係」
米複数メディアがトランプ米大統領が通算696発ロドリゲス氏へ新型コロナ対策で助言を求めたと伝えた
ヤンキースなどで通算696本塁打を記録したアレックス・ロドリゲス氏が、トランプ米大統領から新型コロナウイルスについて意見を求められたと米スポーツ誌「スポーツ・イラストレイテッド」など米複数メディアが伝えた。
Aロッドはトランプ大統領からウイルス感染拡大について私見を尋ねられたという。しかし、米メディア間で驚きだったのが両者の間柄。「メディア上では敵対的な関係」だったという。13年にロドリゲス氏の筋力増強剤ステロイド使用が発覚した際、トランプ大統領がテレビ番組で「悪いやつだ。私と同じ建物に住んでいて、彼のことを長い間知っている。良いやつではない。今はジーターが同じ建物に住んでいるが、彼は誰からも好かれている。Aロッドはそうではなかった」と発言したからだった。
その過去の発言から米メディア間では“敵対関係”とみていたが、15年に2人でチャリティーゴルフ。同誌は「一緒にゴルフをやった時に過去のものとなったようである。今ではロドリゲス氏が国家の有事に助言を求められるまでに信頼される関係に発展したとみられる」と伝えた。
米放送局「ABC」のセファン・キム記者のツイッターで伝えたところによると、「電話での会話は『感じの良い』もの」だったという。ロドリゲス氏とトランプ大統領の異例の“電話会談”が、新型コロナウイルスの封じ込めの一手となるのだろうか。
(Full-Count編集部)