松井秀喜氏、“教え子”の活躍喜ぶ ハム大田もヤ軍ジャッジも「彼らの努力」
過去に2人を指導…巨人で「55」継いだ大田は「彼の才能は誰もがわかっていた」
巨人、ヤンキースで活躍した松井秀喜氏が25日、“教え子”たちの活躍に目を細めた。巨人で背番号「55」を継ぎ、今季から日本ハムに移籍して活躍を見せている大田泰示外野手については「彼の努力」と称えている。
この日は「松井55ベースボールファウンデーション」のイベントでジャイアンツ球場で親子向けの野球教室を実施。終了後に報道陣の質問に答えた。14、15年に巨人春季キャンプで臨時コーチを務め、直接指導も行った大田について「彼の努力でしょう。それだけのことです。彼の才能は誰もがわかっていた。あとは彼の努力が実ったんじゃないでしょうか」と言及。今季、すでに自己最多の9本塁打をマークしている大砲の“覚醒”を喜んだ。
また、古巣ヤンキースでは、松井氏がGM特別アドバイザーとしてマイナー時代に指導したこともあるアーロン・ジャッジ外野手が大活躍中。メジャートップの26本塁打、リーグトップタイの58打点、同3位の.328と圧巻の成績をマークし、今季は2001年以来のイチロー以来史上3人目となるMVP&新人王のW受賞にも期待がかかっている。
以前には、米国内でジャッジと“共演”したCMも話題となった松井氏だが、今年の爆発について「彼の努力でしょう」と全く同じ答え。大田同様、自らの力で才能を開花させたと喜んだ。
野球教室が親子向けに開催されたのはこの日が初めてで、最後は親からの質問などにも答えた松井氏。自身のフリー打撃で柵越えも披露し、参加者を喜ばせたが、「(映画)『フィールド・オブ・ドリームス』じゃないけど、親子のキャッチボールは僕にとって原点になっている。そういうことはね、伝わってくれたらうれしいなと思います」と話していた。