初実戦の西武新助っ人、実力は? 直球の球速は「見た目より遥かに出た」

西武に加わったファイフ、首脳陣も上々評価

 6月20日に入団会見を行った西武の新外国人投手スティーブン・ファイフ投手(30)が24日、イースタン・リーグ巨人戦で初先発した。

「ボール、マウンド、キャッチャーも相手打者も、すべてが初めてで、とても新鮮だった」と振り返った日本初登板の結果は、最高球速149キロ、常時145~6kmを記録した直球に、チェンジアップ、カーブ、ツーシームを織り交ぜながら5イニングス、打者20人5安打2失点、1三振1四球、77球の内容。初回、4回それぞれに1失点ずつを許し、敗戦投手となったが、「まだ、時差ボケも完全に抜けきれてない中で、真っすぐのスピードは見た目よりも遥かにに出ていた」(潮崎哲也2軍監督)「球持ちもいいし、コントロールも悪くない」(清川栄治2軍投手コーチ)「コントロールが原因で崩れることはなさそうな印象」(西口文也2軍投手コーチ)。いずれも「まだ1回目なので、あくまで今日に限っては」と限定はしたが、2軍首脳陣は揃って内容を評価した。

 アメリカ人右腕は入団会見で「自分は打たせて取るタイプだと思っている」と、自らのスタイルを表現したが、この日の投球も、まさに言葉通り。15個のアウトのうち、7個を内野ゴロを打たせて取り、リズム良く投げ進めていった。

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