レーザー? ロケット? 右翼→三塁へ、ド軍プイグが今季“自己最速”送球
「スタットキャスト」で155キロ計時、「多くのランナーを後悔させてきた」
ドジャースのヤシエル・プイグ外野手が26日(日本時間27日)の本拠地エンゼルス戦で今季“自己最速”155キロの「レーザー送球」で本拠地を沸かせた。
3点ビハインドで迎えた8回1死一塁の場面。エンゼルスのプホルスがライト前にしぶとく落とすヒットを放つと、一塁走者のカルフーンが一気に三塁を狙った。前進してきたプイグがボールを掴んだときには、カルフーンはすでに二、三塁間の半分程度まで到達していた。
しかし、ここからプイグが“強肩”発動。小さなモーションで三塁へ矢のようなボールを投げた。ワンバウンドで三塁手ターナーのグラブに収まり、カルフーンはタッチアウト。地元テレビ局の実況は「プイグがまたしてもレーザー送球だ!」と、抜群の肩の強さを誇るスター右翼手の送球を興奮気味に伝えた。
MLB公式サイトの「Cut4」は「この数年間で、ヤシエル・プイグは挑戦したくない外野手の一人として自身(の立場)を確立した。もし、リスクを負って次の塁を狙うなら、幸運を祈るしかない。彼は多くのランナーを後悔させてきた」と紹介。「そして、月曜日夜のドジャースがエンゼルスに0-4で敗れた試合で、彼はまたしても成し遂げた」と、この日のプレーについて報じた。
MLBの解析システム「スタットキャスト」によると、この送球のスピードは96.3マイル(約155キロ)を計時。記事では、MLB公式サイトのアンドリュー・サイモン記者が「ヤシエル・プイグは96.3マイルのロケットを三塁に送球し、コール・カルフーンを仕留めた。スタットキャストによると、今季自身最速の送球である」と伝えたことも紹介している。
ドジャースは0-4で敗戦。プイグは打撃でも4打数2安打と気を吐いたが、勝利には繋がらなかった。それでも、圧巻の送球で本拠地のファンを喜ばせた。