イチロー“正確性と完璧タイミング”で代打V打 ヒット確率は「わずか29%」

同点7回に通算3051安打、鮮やか決勝打で「メッツを沈める」

 27日(日本時間28日)の本拠地メッツ戦で代打で決勝打を放ったマーリンズ・イチロー外野手。同点の7回に鮮やかに左前にはじき返し、チームを2連勝に導いた。勝利に大きく貢献したベテランに球団公式サイトでは「イチプロ!」と称賛。打球の初速からヒット確率は29パーセントと分析している。

 3-3と同点に追いつかれた直後の7回無死一、三塁の好機で、背番号51が華麗に魅せた。代打で登場すると、代わったばかりの相手4番手左腕ブレビンスの2球目を左前に打ち返す。三遊間を抜く鮮やかなヒットで貴重な勝ち越し点をもたらした。

 前回のカブス戦の第1打席の失策による出塁がヒットに訂正となったイチローはこれで2戦連続のヒットでメジャー通算3051安打に。歴代24位のロッド・カルー(3053安打)までの残り「2」となった。

 この日はイエリッチの2点タイムリーで生還も果たしており、1打数1安打1打点1得点。6-3の勝利に貢献した。試合後、球団公式サイトでは「イチプロ! マーリンズの相手を見切ったヒットがメッツを沈める」と特集。メジャー17年目を迎えている最年長野手の一撃をプロの技と高く評価した。

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