4つの外国人枠どう使う? 1軍争いの行方、開幕延期でメルセデスは間に合うか【巨人編】
左肘痛のメルセデスは3月半ばに実戦復帰を果たした
新型コロナウイルスの感染拡大で開幕が延期となっているプロ野球。目指していた4月24日の開幕も感染の拡大が広がり続けていることで白紙に戻り、シーズン開幕が見通せない状況になっている。
そんな難しい状況ではあるが、ここでは今季、開幕を迎えた場合、各球団が外国人選手枠をどう使うかを予想。各選手の現状やオープン戦の成績も鑑みて、4枠の行方を占ってみよう。今回は巨人だ。
巨人はオフにヘラルド・パーラ外野手、エンジェル・サンチェス投手、チアゴ・ビエイラ投手を獲得。さらに育成選手だったイスラエル・モタ外野手、ナティーノ・ディプラン投手を支配下に昇格させ、支配下だけで7人の外国人選手を抱えることになった。
では、この7人で4枠しかない外国人枠をどう使っていくのだろうか。オープン戦の成績なども見て検証してみよう。
確実に外野手のパーラとデラロサが開幕1軍に入るだろう。デラロサは昨季途中から守護神を任されており、その座は不動か。パーラはオープン戦で打率.233、0本塁打だったものの、クリーンアップの1人として期待されているだけに、4人の外国人枠に入ってくるだろう。
サンチェスも当確か。日本人の先発投手陣が確定ランプが灯る活躍がまだできておらず、外国人投手の力は必要となる。オープン戦では防御率10.57と不安を残したが、徐々に調子をあげてきている。左肘違和感で出遅れていた左腕・メルセデスも3月半ばに実戦に復帰を果たし、開幕が延期となり、間に合う可能性が高まってきている。
ビエイラはリリーフとしての起用となるが、メルセデス、サンチェスとの起用法にもよりそう。この3人の状態やチーム状況次第でモタ、ディプランの昇格組2人も1軍の外国人枠争いに食い込んでくる可能性はある。