Rソックス左腕セール、新型コロナ感染を疑う 2月に肺炎「症状似ていた」
セールの告白を米「ヤフースポーツ」がレポート、感染の可能性は低いとも…
レッドソックスのエースであるクリス・セール投手。左肘のトミー・ジョン手術を受けて今季は絶望となった左腕が、衝撃の事実を語り米で反響を呼んでいる。米ヤフースポーツが伝えたところによると、セールが新型コロナウイルスに感染していた可能性があるのでは、と告白しているというのだ。
米ヤフースポーツは「クリス・セールは、スプリングトレーニングの時に新型コロナウイルスに感染していた可能性があると思っていて、そのことを調べるために検査を受けたいと語った」との見出しでレポート。トミー・ジョン手術についてコメントする中で、自身が、世界中で猛威をふるっている新型コロナウイルスに感染していたのではないかとの疑いを口にした。
記事では「2月に肺炎のために、スプリングトレーニングの始動が遅れたのは、新型コロナウイルスのせいかもしれないと感じていると話した。彼の当時の症状は、新型コロナウイルスの症状とよく似ていて、セールは新型コロナウイルスの抗体を持っているかどうか検査としたいと話した」と伝えている。インフルエンザの検査は受けて陰性だったものの、新型コロナウイルスの検査は受けていなかった。
ただ、記事ではその可能性は低いのではないか、と指摘している。というのも、セールが肺炎と診断され、最初に報道されたのは2月12日(日本時間13日)のこと。この時はまだ米国内での感染は広がっておらず、感染者数は一桁だった。また、この時、セールの周囲で新型コロナウイルス感染症の症状があった人物はいなかった。レッドソックスはマイナーリーグ選手に感染者が出たが、陽性と診断されたと伝えられたのは3月24日になってからだった。
(Full-Count編集部)