元メジャーリーガーが医者に転身 NYでコロナ最前線へ「我々は乗り越える」
カージナルスの一塁手だったマーク・ハミルトン氏が医科大を卒業へ
元カージナルスのメジャーリーガーが医者となり、感染が広がる新型コロナウイルスに立ち向かうことになった。MLB公式サイトが、この異色の元選手を紹介している。
メジャーリーガーから医者という華麗な転身を遂げるのはカージナルスの一塁手だったマーク・ハミルトン氏。2010年、2011年とカージナルスで計47試合に出場すると、その後はレッドソックス傘下、ブレーブス傘下を渡り歩き、2014年で引退。その後、ドナルド・アンド・バーバラ・ザッカー医科大学へ入り、10日に卒業するという。
MLB公式の記事によれば「ハミルトン氏はハミルトン医師となり、ニューヨーク市で新型コロナウイルスと闘う」とされ、米国内で最も感染が拡大するニューヨークで医療に従事することになる。記事ではハミルトン氏の「非常に困難な状況ですが、我々は乗り越えます」というコメントを紹介している。
6月からロングアイランド・ジューイッシュ・メディカルセンターで研修医となるハミルトン氏。記事では「1年目は内科勤務となり、大半が新型コロナウイルスの患者となる」と伝え、ハミルトン氏は「勤務を開始できるように卒業式が前倒しとなりました。しかし、6月中旬やそれ以前でも、まだ問題となっているでしょう。収束する兆しはありません。鈍化はするかもしれませんが、収束はしません。間違いなく私たちは近い将来に現場で対応することになります」と語っている。
(Full-Count編集部)