元Gマイコラス、20年限定のリーグ再編案に前向き 「面白い。必要なら何でもする」
大リーグ機構はフロリダ州、アリゾナ州に全30球団を集めて公式戦を行うことを検討している
米全国紙「USAトゥデイ」は10日(日本時間11日)、新型コロナウイルス感染拡大の影響で開幕が大幅に延期となっている大リーグ機構(MLB)がキャンプ地のフロリダ州、アリゾナ州に全30球団を集めてレギュラーシーズンを行うことを検討していると報じた。現役選手の反応はどうだったのか? 元巨人で、カージナルスのマイルズ・マイコラス投手は「違うことをするのは、いつだって面白い。不思議な感じになるだろうね」と語った。地元ラジオ局「101ESPN」が伝えている。
米紙「USAトゥデイ」によると、20年シーズンに限りア・リーグ、ナ・リーグを排除してリーグ再編。両州でキャンプを張る各15球団を3地区に分けて覇権を争う計画だ。レギュラーシーズン中は無観客で行い、全試合で指名打者制を採用する可能性が高いという。新型コロナウイルスの感染リスクを減らすことができる“大改革”について、マイコラスはこう語ったという。
「違うことをするのはいつだって面白い。不思議な感じになるだろうね。新型コロナウイルスで短縮されたシーズンは、後に振り返った時に不思議な感じがすると思う。僕と同じように多くの選手たちが、選手とファンの健康を最優先にして、試合を行うことに前向きだと思う。不思議なシーズンになる。(試合を行うために)必要なことなら何でもするよ」
現在、マイコラスはローレン夫人ら家族とキャンプ地のフロリダ州ジュピターに滞在。「あまり家を出ていないよ。週1回くらい買い物に行くけど、車が少ないね。スーパーにも人が少ない。ここではゆっくりとした時間が流れている。ジュピターは普段からそうだったけどね。以前よりももっとゆっくりとした時間が流れていて、外出を控えている人が多いと思う。ビーチも閉鎖されているよ」と近況を報告した。
スプリングトレーニング中に右前腕を痛めて離脱。それも徐々に回復傾向にあるようで、「週3日、キャッチボールをしている。距離や強度に制限があるけどね。数週間後にブルペンで投げる予定だよ」と明かした。メジャー復帰1年目の18年に最多勝に輝いた右腕の投球を心待ちにしたいところだ。
(Full-Count編集部)