田中将大、快投で7勝目 NYメディアも“手のひら返し”「とても重要な存在」
7回1失点の3戦連続QS、辛辣NYメディアも称賛「力強い」「輝く」
ヤンキースの田中将大投手は3日(日本時間3日)、本拠地でのブルージェイズ戦に先発。7回5安打1失点8奪三振1四球で、3試合連続クオリティースタート(QS、6回以上を投げて自責3以下)を達成し、7勝目(7敗)を挙げた。ヤンキースは6-3で勝利し、連敗は2でストップ。最近10試合で4勝6敗、20試合では6勝14敗と失速気味のチームに勝利をもたらす好投に、辛辣なニューヨークメディアも「ヤンキースにとって、とても重要な存在」と賛辞を送っている。
田中は初回、先頭バティスタにいきなりヒットを浴びるも無失点。その後も5回まで毎回、走者を出しながらも危なげない投球で、6回は初めて3者凡退に抑えた。9回は捕手サンチェスの悪送球などが絡み、ピンチを背負うと、バーニーにレフト前へのタイムリーを浴びて1失点。しかし、メイルにはこの日最速95.6マイル(約154キロ)の速球を投じるなど気迫の投球で、最後はスライダーで投ゴロに打ち取った。
地元紙「ニューヨーク・ポスト」はこの試合を速報。「ヤンキースの勝利において、マサヒロ・タナカはなぜとても重要な存在なのかを思い出させる」とのタイトルで賛辞を送った。
また、「デイリー・ニューズ」は「ヤンキースがブルージェイズを6-3で破った試合で、マサヒロ・タナカが力強い先発登板」と速報。米サイト「エリート・スポーツNY」は「ニューヨーク・ヤンキースのマサヒロ・タナカがブルージェイズに勝利したシリーズ開幕戦で輝く」とのタイトルで伝えている。
今季は開幕から調子が上がらず、自己ワーストの6連敗も経験した田中。ニューヨークメディアから厳しい声が上がることもあったが、3試合連続の好投で信頼を取り戻した様子。恒例の“手のひら返し”の賛辞が並んでいる。この日は111球を投げ、ストライクは72球。防御率も5.25まで回復してきた。
(Full-Count編集部)