カブスがバーランダー獲りに興味か…タイガースと接触と米メディア伝える

タイガースのジャスティン・バーランダー【写真:Getty Images】
タイガースのジャスティン・バーランダー【写真:Getty Images】

控え捕手で左の代打起用もできるアビラ獲得にも興味

 昨季108年ぶりにワールドシリーズ制覇を果たしたカブスが、2連覇に向けて早くも補強に動き出したようだ。82試合を終えて41勝41敗と足踏みしているディフェンディング王者が、2011年にサイ・ヤング賞とMVPをW受賞したタイガース右腕バーランダーの獲得に興味を見せていると、FOXスポーツやMLB公式サイトに寄稿している敏腕記者ジョン・ポール・モロシ氏が伝えている。

 7月31日にやってくるウエーバー手続きを経ないトレード期限に向けて、カブスが水面下で動き始めたようだ。今季は怪我の不運に見舞われ、先発投手ではヘンドリクスとアンダーソンの2人が故障者リスト入り。ベテラン右腕ラッキーは防御率5点台、エース右腕のアリエッタは防御率4点台と苦戦しており、防御率を3点台に保っている左腕レスターですら5勝4敗と勝ち星は伸びていない。

 2連覇を実現させるにも、プレーオフ経験が豊富で実績のある投手を補強したいというのが狙いのようだ。モロシ記者によると、カブスはバーランダーが先発した2日(日本時間3日)の試合にスカウトを送り込んでいたという。ここ数年は調子が安定しなかった右腕だが、昨季に見事復活。16勝9敗、防御率3.04でア・リーグのサイ・ヤング賞争いで2位となった。今季はここまで16試合に投げて7勝5敗、防御率3.39の成績だ。

 カブスはタイガースに接触を図ったが、具体的な交渉はまだ行われていないという。また、カブスはタイガース捕手のアビラ獲得にも興味を持っている模様。先日先発アリエッタを批判して戦力外通告となり、ブルージェイズへのトレードが決まったモンテロに代わる控え捕手を探しており、今季は控えながら打率.301の成績を残すアビラは格好の補強候補だという。

 プレーオフ進出を目指すチームが積極的補強に乗り出す7月。カブスに限らず、各球団の動きが活発になりそうだ。

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