楽天、今季から松井を外野手、内田を内野手登録に変更
ショートで数々の好プレーを見せてきた松井
楽天が松井稼頭央選手を内野手から外野手登録に、内田靖人選手を捕手から内野手に登録変更することを発表した。
松井は昨年の契約更改の席で2015年シーズンに向け、球団へ外野手登録を願い出ていた。これまで西武やメッツ、ロッキーズなどメジャーでも内野を務めてきた。今後の出場機会を増やすことや若手の西田らにショートとしての経験を踏ませるという狙いもあり、昨季からレフトのポジションを守ることを志願。外野に挑戦していた。40歳を迎える今年は外野手1本で勝負していく。
ショートで数々の好プレーを見せてきた松井のコンバートには残念がるファンも多いかもしれないが、自身にとっては大きな決断。このオフに39歳ながら2年契約を球団に結んでもらった感謝もある。チームのために1年でも長く貢献するにはどうすればいいか、自分なりに考えてのコンバートだったに違いない。
また、常総学院時代に捕手として甲子園に出場した内田も、三塁手としての育成に本格的に入っていく。背番号8はかつて礒部公一氏がつけた番号。それだけ将来の打の主軸として注目されている。まだまだ、内野守備に課題は多いが、近い将来、イーグルスを背負う4番・サードの強打者に育っていくことが期待される。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count