レンジャーズ、ダルビッシュのノーノーを阻止した捕手を獲得
ダルビッシュの“因縁”の相手が女房役候補に!?
レンジャーズがダルビッシュ有投手のノーヒットノーランの野望を打ち砕いた捕手を補強したことが分かった。地元紙ダラス・モーニングニュースが「レンジャーズは若手の有望株と、ダルビッシュのノーヒットノーランを破った捕手をトレード」との見出しで特集している。
レンジャーズは21日(日本時間22日)、同じテキサス州を本拠地とするアストロズから右腕アキーム・ボスティックとのトレードでカルロス・コーポラン捕手を獲得。捕手を5人も抱えていたアストロズに対し、レンジャーズはロビンソン・チリノス捕手のバックアッパーの獲得を急いでおり、トレードが実現した。
コーポランは過去4年間アストロズの控え捕手を務めたスイッチヒッター。昨年は190打席で打率2割3分5厘、19打点、6本塁打という成績だった。
コーポランがエースキラーだったことを、レンジャーズ側はこう発表したという。
「2013年8月12日、ミニッツメイドパークで行われた試合で8回1アウトの場面でコーポランはユウ・ダルビッシュのノーヒットへの挑戦をソロホームランで終わらせた。このシーズン、ダルビッシュがヒューストン戦において無安打で8回に突入したのは2度目のことだった」
昨年5月9日のレッドソックス戦など、圧巻の投球を見せながらも試合終盤でノーヒットノーランを逃す展開が多いダルビッシュだが、レンジャーズはエースの野望を打ち砕いた男を女房役候補として迎え入れることになった。
記事ではコーポランの守備面について、過去のデータを紹介しながら、「よく言って平均的」と言及。また、昨年は32回中7回、盗塁を阻止したという。
“因縁”の捕手がダルビッシュのダイナミックな快投を引き出せるのか、注目したい。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count