ヤンキース傘下1A+加藤豪将がサヨナラ弾 7戦連続で3番、その間は打率.323
クリーンアップで活躍続く、7試合で4度のマルチ安打&2本塁打
ヤンキース傘下1A+タンパの加藤豪将内野手が、4日(日本時間5日)のツインズ傘下フォート・マイヤーズ戦で延長14回にサヨナラ弾を放ち、2-1での勝利に導いた。これで加藤は今季4本塁打。6月27日(同28日)から7戦連続で3番に座り、その間は4度のマルチ安打を含む打率.323、2本塁打と活躍を続けている。
加藤はこの試合に「3番・三塁」で先発。1点リードの7回先頭で一塁へのバント安打を記録するも、後続が倒れて得点にはつながらない。タンパは9回に同点に追いつかれると、加藤はその裏の第4打席で左飛に倒れ、試合は1-1で延長戦に突入。加藤は12回は四球を選んだが、ここも得点にはならなかった。
そして、迎えた14回に見せ場が訪れる。2死走者なしで打席に立つと、ライトへサヨナラ弾。大熱戦に決着をつけた。
タンパ・ヤンキースは球団公式ツイッターで、右手を突き上げてベースを回る加藤の写真とともに「T-ヤンクスが勝利! ゴウスケ・カトウが14回のサヨナラ弾でファンは幸せに家に帰った」とつぶやき、値千金の一発を称えている。
シーズン序盤は下位打線の起用が続いていた加藤だが、最近7戦連続で3番でスタメン出場中。主に三塁、遊撃、二塁を守りながら、クリーンアップとして打撃でも存在感を見せている。スタジアムDJのニック・フラムミア氏は試合後、ツイッターで「T-ヤンクスのゴウスケ・カトウ(5打数2安打)は、最近7試合で4度のマルチヒット、2本塁打を含む打率.323(31打数10安打)だ」とデータを紹介した。
加藤は1日(同2日)の試合でも1本塁打を含む7打数3安打1打点1得点と活躍するなど、3番に入ってから打率は.258→.273と上昇。出塁率も.375とハイレベルな数字をマークしている。
2013年に2013年のドラフト2巡目(全体66番目)でヤンキースに入団し5年目。同じ13年のドラフト1巡目追補(全体32位)でヤンキースに入団したアーロン・ジャッジ外野手は今季、メジャーでMVP最有力と言われるほどの活躍を見せている。加藤もこの活躍を続けたいところだ。