ロッテ・レアードの“寿司ポーズ”誕生秘話 大将との出会いは「素晴らしかったね」
札幌の寿司屋で出会った大将から「今夜が幸運のお守りになるから」
豪快なアーチを放ちベンチ前でみせるパフォーマンス。ソフトバンク・松田宣浩内野手の「熱男~!」は現在、SNSを通じ“熱男リレー”として注目を集めるほどになっている。これに負けず劣らずなのはロッテのブランドン・レアード内野手の“寿司パフォーマンス”だ。
レアードはレッズ傘下チャタヌーガに所属するブランドン・バーンズ外野手がホストを務める米ポッドキャスト番組「ザ・カウチ」に出演し、人気パフォーマンスの誕生秘話を明かしている。同番組の公式インスタグラムは「ブランドン・レアードがスシボーイになった経緯」とのタイトルでレアードがオンライン出演した動画を公開。
来日1年目2015年の日本ハム時代。シーズン当初から打撃不振に陥っていたレアードはある時、白井一幸内野守備走塁コーチから「寿司を食べられるところに君を連れて行くよ」と誘われ札幌市内の寿司屋に向かったという。
日本食に舌鼓を打つ中「そこの料理人が素晴らしかったね。『心配するな、君は良い打者だよ。君のことを信頼しているよ。なんとかなるから。今夜が幸運のお守りになるから』と彼は言っていたよ」と、大将の言葉に救われたことを明かしている。
そんな会話が続きレアードは寿司屋の大将から「もし明日本塁打を打ったら、三塁付近でこれ(寿司を握るポーズ)をするんだぞ」と言われ、承諾。その後、試合でホームランを放った時に“寿司ポーズ”を披露しヒーローインタビューで寿司屋での約束を紹介しファンを沸かせた。
その後は寿司=レアードが定着し「それ以来、クレイジーなことになってるね。(スーパーマーケットなどの)お店とかで僕がファンに遭遇して、同じ通路に居る僕を見ると、(寿司ポーズをしながら)『あっ、スシボーイ』という感じになるね」と反響の大きさを実感したという。このエピソードを聞いたバーンズ氏は思わず手を叩いて爆笑。「スシボーーイ、最高だね」とレアードの日本での経験を興味深く聞き入っていた。
2019年からロッテに移籍してからも続く名パフォーマンス。新型コロナウイルスの影響で今季は開幕が遅れているがレアードの“寿司ポーズ”をファンは心待ちにしている。
(Full-Count編集部)