開幕は一体いつ？　コミッショナーが語る指針「カギは公衆衛生の改善」

「我々の視点からすると、プランはないことになるが、アイデアはたくさんある」

　新型コロナウイルスの感染拡大でシーズンの開幕が延期となっている米メジャーリーグベースボール。なかなか新たな開幕が見通せない状況ではあるが、メジャーリーグ機構のロブ・マンフレッドコミッショナーが今後の方針について言及。米メディア「FOXスポーツ・ビジネス」が報じている。

　シーズン開幕の条件として、マンフレッドコミッショナーは「世の人達の健康が不利に影響を受けないよう、選手たちや雇用者、そしてファンの健康が確保される環境で試合が行える。公共衛生のレベルがそこまで改善されない限りは、野球は戻ってこない。我々の中で唯一決まっているプランがそれだ」と指摘。感染拡大が収束していない状況での開幕はあり得ないとした。

　さらに「我々は野球を再開できる可能性を、様々なシナリオを基に検討してきた。しかし、やはりカギとなるのは公共衛生が改善されることだ」とし、まずは野球ができる環境を整えることが何より先決だと語っている。

　いまだ見通しのつかない状況が続く中で「つまり我々の視点からすると、プランはないことになるが、アイデアはたくさんある。アイデアが実を結ぶかどうかは、規制がどういったものになるか、公共衛生の状態がどういったものになるかに左右される」と同コミッショナー。現状での先行きは未定。この事態の収束が何よりも優先されると考えているようだ。

（Full-Count編集部）