【球界名場面】若かりし鷹・柳田がひと睨み 死球に怒り露わ、両軍ベンチ飛び出す事態に
当時25歳だった柳田が死球を食らい、ヘルメットを投げつける
新型コロナウイルスの感染拡大でいまだ開幕の見通しが立たないプロ野球。選手、ファンにとってはもどかしい時間が流れているが、こんな時こそ過去の名場面や珍場面で気分を晴らしてみてはいかがだろう? ここでは若かりし柳田悠岐外野手への死球がキッカケで両軍がベンチから飛び出し、一触即発の事態になったシーンだ。
2014年4月3日、ヤフオクドームで行われたソフトバンクと日本ハムの一戦。アクシデントが起きたのは4回、ソフトバンクの攻撃だった。
この試合で先発したのは現在エンゼルスに所属する大谷翔平投手だった。だが、大谷は足の違和感を訴えて3回で降板。4回からは2番手で谷元圭介投手がマウンドに上がった。この回の先頭打者が当時25歳の柳田。1ボール1ストライクからの3球目にアクシデントが起きた。
谷元が投じた真っ直ぐは、引っ掛けて柳田の右膝を直撃。一度、その場にうずくまった柳田はすぐに立ち上がると、ヘルメットを地面に投げつけて睨みを利かせた。ソフトバンクベンチから一斉に選手たちが飛び出すと、それに応じるように日本ハムベンチからも選手がグラウンドになだれ込んできた。
乱闘にはならなかったものの、一触即発の事態となったこのデッドボール。普段は温厚な柳田が見せた、怒りの姿だった。