ジーター氏、職員救済に年俸5.4億円を返納 米称賛「キャプテンのような意思表示」

マーリンズの最高経営責任者を務めるデレク・ジーター氏【写真:Getty Images】
マーリンズの最高経営責任者を務めるデレク・ジーター氏【写真:Getty Images】

マーリンズの最高経営責任者(CEO)を務めている元ヤンキースのジーター氏が年俸を全額返納

 マーリンズの最高経営責任者(CEO)を務めている元ヤンキースのデレク・ジーター氏が自身の給料を、球団職員のために全額返納することになった。複数の米メディアが伝えている。ジーター氏の今季年俸は500万ドル(約5億4000万円)だった。

 ジーター氏以外にも球団の幹部らも給料の減額に合意し、職員には最低5月分までの給料を保証するという。ニュージャージー州最大のニュースサイト「NJ.com」も「ヤンキースの偉人デレク・ジーターはマーリンズの従業員に給与を払い続けるために、何百万ドルも捧げた」と、ジーター氏の行動を称賛。

 新型コロナウイルスの影響を受け、職を失う人が続出するなか記事では自身の給料を捧げたジーター氏を「マーリンズのボスによる、キャプテンのような意思表示だった」と、ヤンキース時代の愛称を交え伝えている。

 ジーター氏の見せた“男気”はこれだけに留まらない。今回の給与返納以外にも、引退した2014年に球宴で着用したユニホームをオークションにかけ、落札金額を全額、コロナ拡大の影響で食料を必要としている人々を支援する「Meals On Wheels」「No Kid Hungry」などの非営利団体に寄付することになると発表している(現在の入札金額は291万円)。

(Full-Count編集部)

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