楽天、銀次が鷹サファテからV打! 劇的逆転勝ちで前半戦首位ターン決める
ホークス五十嵐は負傷降板、サファテは今季初黒星
楽天が劇的な逆転勝ちを収め、前半戦首位ターンを決めた。11日のソフトバンク戦(ヤフオクD)。序盤に4点のビハインドを背負うも、終盤に逆転に成功。首位攻防第1ラウンドを5-4で制して首位を死守した。12日に敗れても順位は変わらないため、首位で折り返すことが決まった。
劣勢を一気にひっくり返した。先発の則本が3回までに4点を失う苦しい展開となったが、ゲーム後半に反撃した。まず6回。ここまで打ちあぐねていたソフトバンク先発の石川からペゲーロが19号ソロを放ち、反撃の狼煙をあげると、7回に試合を振り出しに戻した。
先頭の三好がこの回からマウンドに上がった森から左翼線への二塁打。嶋の投ゴロで三好が刺されたが、島内は嘉弥真から四球。ペゲーロの一塁への内野安打、そして一塁・内川のトスが高くなる悪送球で1人が生還し、2点差と迫る。岡島は空振り三振に倒れたが、ウィーラーが岩嵜から左前への2点適時打を放って同点に。8回は無死一、三塁の絶好機を逸したが、9回にソフトバンクの守護神サファテから2死一、二塁のチャンスを作り、銀次が右前に適時打。これが決勝点となり、最後は松井裕が締めた。
ソフトバンクは1、2、3回と立て続けに得点を奪い、優位に試合を進めたが、ここまでチームを支えてきたリリーフ陣が掴まった。森が走者を背負うと、嘉弥真が2失点。ウィーラーの打席では五十嵐がマウンドに上がったが、2球目を投げたところで左太もも裏を痛めて緊急降板となり、代わった岩嵜が同点の一打を浴びた。最後は守護神のサファテが決勝点を奪われた。守護神は今季初黒星を喫し、チームとしても痛い星を落とした。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)