燕・新助っ人が日本の近況を地元メディアに語る 家族は「米に留まることがベスト」
今季からヤクルトに加入したマット・クック投手が地元メディアに近況を語る
今季からヤクルトに加入した新助っ人マット・クック投手。新型コロナウイルスの感染拡大を受けプロ野球は開幕が延期となり当面の間、無観客での開催が決まった。帰国せず新天地でプレー再開を待つクックが地元TV局「スーランドニュース」に自身の現状を語っている。
メジャー通算6勝は昨年オフにヤクルトと1年契約で合意。昨季はダイヤモンドバックスで9試合に登板した右腕を記事では「今シーズン、彼は、東京で彼の運を試す予定だった。しかし、新型コロナウイルスにせいで全てが大変になってきた」と伝えている。
これまでクックは高校時代に州のチャンピオン、2012年にドラフト指名を受けるなど自身の夢を実現してきたが「彼のキャリアに突然、変化したのは、昨年11月にフリーエージェントになった時のことだ。東京で、1年ほどプレーする機会を得た彼は今、そこで開幕を待っている」と指摘。
日本でもオープン戦が中止となり、全体練習も行えない状況となっておりクックは「野球を毎日プレーするつもりでここに来たけど、それが今は出来なくなった。ワークアウトはまだしているが、それ以外は、できるだけ家に居るようにしている。新しい国で新しい街はそうすることはなかなか難しいけどね」と現状を口にしている。
本来なら開幕に合わせて妻と息子が来日する予定だったが、新型コロナの影響により当面の間は延期となったようで「3月初めに来る予定だったけどそのころにアメリカの状態がかなり悪くなり始めていた。だから彼女達はそこに留まることがベストだと判断したんだ。ちょっと様子を見ようと思っている」と、終息の目処が立つまでは“単身赴任”になることを明かしている。
クックは一刻も早く新型コロナが終息し安心して家族が来日できること、そしてプロ野球開幕を心待ちにしている。
「確かに厳しい状態だけど、ずっと野球をしてきたので、家から離れている時間は毎年あった。だから慣れているよ。ただ、今回は、これまでとは少し状況が違うけどね。日本のリーグは何としても少なくともシーズンの一部は行おうとすると思う」
(Full-Count編集部)