批判浴びるRソックスにオルティス氏は擁護 「俺はそれをサイン盗みとは呼ばない」
通算541本塁打を誇る元レッドソックスの強打者オルティス氏が古巣を擁護
大リーグ機構(MLB)はレッドソックスがワールドシリーズを制覇した2018年のレギュラーシーズンで映像機器を使用してサイン盗みをしていたと断定した。通算541本塁打を誇る元レッドソックスの強打者デビッド・オルティス氏は「俺はそれをサイン盗みとは呼ばない」と、古巣を擁護している。
愛するレッドソックスに“黒認定”が下ったことに疑問符を投げかけたのはオルティス氏だった。米TV局「FOXスポーツ」でインタビュアーを務めたアレックス・ロドリゲス氏に怒りをぶちまけた。
今回、レッドソックスが受けた処分はビデオ判定システムの担当者ワトキンス氏の今季の業務停止と同職の禁止、今年のドラフト2巡目指名権剥奪。
球団のビデオ室で映像機器を使って、複数回にわたり選手たちにサインを伝えていたとされているが「ボストンがしていたことは、リーグの中でみんながやっていることだ。たから今回処分が下されたことはフェアではないと思う」と古巣を擁護。
処分を受けたワトキンス氏についても「ビデオを捜査していた奴に罪を負わせて、2年間仕事をさせないなんて。彼が、キャッチャーのサインを見て、選手に教えて、それを選手がフィールドで使ったからという理由で? それはみんながやっていることなんだよ」と、“サイン盗み”を行っていたのはレッドソックスだけではないことを熱弁した。
そして最終的には「俺はそれを(不正な)サイン盗みとは呼ばない」と言い切り、古巣レッドソックスを100%擁護する形に……。米メディア、ファンからは今回の処分について「甘すぎる」と批判が飛び交う中、オルティス氏の“擁護発言”は波紋を呼びそうだ。
(Full-Count編集部)