「フィールド・オブ・ドリームス」の試合は実現するのか? 建設続くも関係者は複雑
映画の舞台を再現する試合、ホワイトソックス対ヤンキース戦が8月に開催予定
新型コロナウイルスの感染拡大を受けメジャーリーグは開幕が大幅に遅れている。無観客、中立地での開催案も出る中、映画の舞台を再現する「フィールド・オブ・ドリームス」の試合の準備が今も進められている。世界有数の経済誌「フォーブス」が伝えている。
1989年公開の映画「フィールド・オブ・ドリームス」の世界は現実のものになるのか? 今年8月13日に行われるホワイトソックス対ヤンキース戦はアイオワ州のトウモロコシ畑で行われる予定となっており、今も約8000人が収容できる球場の建設は続いているようだ。
これまで新型コロナの影響で地方での試合などが続々と中止が決定するなか「フィールド・オブ・ドリームス」の試合はまだMLBのスケジュールに入っている。記事では新型コロナウイルスに関連した死者は、全米でこれまで5万人以上に上るがアイオワ州でのこれまでの感染者は4445人で死亡者は107人であることを言及。また、アイオワ州では厳しいビジネスの規制や外出規制などは取られていないという。
600万ドル(約6億4500万円)の予算で現在も建設中の球場は「フィールド・オブ・ドリームス」の試合が今年、または来年プレーされた後に取り壊される事になっているという。残ったダイヤモンドは高校かマイナーリーグの試合で使用されることが検討されている。
関係者は「球場の建設はまだ進めているけど、試合が出来るかどうか分からないからね。今は、全てのことがどうなるか分からない状態だよ」と苦しい胸の内を明かしている。