初の球宴MVPに輝いたカノ、延長10回決勝弾に「届くとは思わなかった」
カノが延長10回に勝ち越し弾、ア・リーグは5連勝
11日(日本時間12日)にマーリンズの本拠地マーリンズパークで開催された第88回オールスターゲームは史上12度目の延長戦に突入した。その熱戦に終止符を打ったのはア・リーグのロビンソン・カノ(マリナーズ)。1-1で迎えた延長10回表、ナ・リーグ9番手のウェイド・デービス(カブス)から右翼スタンドへ勝ち越しのソロ弾を放ち、2-1の勝利に導いた。
ア・リーグはこれで5連勝。対戦成績を43勝43敗2分けの五分とした。試合後、カノは試合を決めた一発を「(スタンドに)届くとは思わなかった。ウェイド・デービスはいいピッチャーだし、速いカットが武器。自分は直前のカットをファウルしていたので『これは困った』と思ったけど、カーブをうまく打つことができた」と振り返った。
自身球宴8度目の出場で獲得した初めてのMVP。「どの年も別の楽しみがあるし、違った気分で臨んでいる。ホームラン競争に優勝したこともあるしね。今年が特別というわけではないけど、家族のためにも、シアトルのファンのためにも、勝ててよかった」。カノはそう言って笑った。
(Full-Count編集部)