田中将大の再契約は「最優先されるべき」 MLB公式番記者がヤンキース残留を予想
ルメイヒューは残留希望、田中も残留の可能性が高いとMLB公式が指摘
新型コロナウイルスの感染拡大の影響でシーズン開幕が遅れている米メジャーリーグ。現時点で開幕の日程は決まっておらず、選手たちも難しい調整を強いられている。ヤンキースでは肋骨を骨折したアーロン・ジャッジ外野手の状態も大きな関心の的だが、MLB公式サイトはヤンキースにとっての最優先事項は田中将大投手との再契約だと報じている。
MLB公式では「ジャッジの肋骨骨折の状態は?」との見出しで、ヤンキース番記者のブライアン・ホック氏が読者から寄せられた数々の質問に答えていく形式の記事を掲載。ジャッジは昨年9月18日のエンゼルス戦でダイビングキャッチを試みた際に肋骨を骨折したと考えられており、その後の対応から球団の医療体制にも非難の声が上がっていた。
ホーク氏によると、現在ジャッジはフロリダ州タンパの球団施設でリハビリに励んでいるという。CT検査を受け「僅かに改善された」というジャッジ本人が3月に語ったコメントも紹介。ジャッジは昨季プレーオフでアストロズに敗れた悔しさから、オフシーズンの間も打撃練習やウエートトレーニングに励んだことを明かしており、結果的に怪我の回復状況に影響を与えてしまったとしている。
ファンからの質問には「ヤンキースのFAの中で、再契約を最優先されるべき選手は誰だと思いますか?」というものも。
ヤンキースでは2月にルメイヒューが残留の希望を表明。ブーン監督が2019年シーズンのチーム内MVPだと語るなど、名門球団で存在感を発揮するルメイヒューを「手放すことは想像しがたい」と言及している。
記事では「マサヒロ・タナカはこれまで素晴らしいヤンキースの選手であり、2017年終了後のオプトアウトの権利に対する彼の対応を見ると、彼はニューヨークに戻ることを好んでいる可能性が高いようだ」とルメイヒューとともに田中もまた残留の可能性が高いことを指摘。「ルメイヒューとタナカ(の再契約)を最優先させ、パクストンについては2020年のパフォーマンスを基に判断をしてきたいと思うだろう」と見解を示している。
(Full-Count編集部)