鷹・高橋礼「周りの人のことを考えて」 身内に不幸もコロナ余波で葬儀参列できず…
自主練習ではブルペンでの投球練習を再開「太ももを気にして練習することはない」
ソフトバンクの高橋礼投手がブルペンでの投球練習を再開させたことを明らかにした。27日、本拠地PayPayドームで自主練習を行い、その後、オンライン会見で報道陣に対応。前日26日に自主練習期間となって初めてブルペンで投球練習を行ったと明かした。
この日はキャッチボールやランニングメニューで汗を流したサブマリン右腕。前日にはブルペンで捕手を立たせた状態で12球、そして捕手を座らせて10球ほど投球練習を行った。キャンプ中に痛めた左太もも裏の状態について「今は太もものことを気にして練習することはない。ランニングも100%できている」と、回復した様子だ。
新型コロナウイルスの感染拡大で開幕が延期に。選手らも外出自粛を強いられる日々が続く。そんな中で高橋礼にはショックな出来事が起こっていた。自主練習期間が始まってから身内に不幸があった。コロナウイルス感染症ではないが、全国的に感染が拡大している状況で、葬儀等への参列は見合わせざるをえなかった。
「行くべきかなとも思ったんですが、母親に止められて見送ろう、と。テレビ電話で繋いでもらいました」と、苦しい胸中を明かした高橋礼。それもあって、人一倍、コロナウイルスの感染拡大予防には気を配っているようで「自分が感染しているつもりで行動しないと、周りの人に迷惑をかけてしまうかもしれない。1人1人がしっかり考えて行動しないといけない。自分のことだけじゃなく、周りの人のことを考えて行動しないといけない」と語っていた。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)