6月末に無観客本拠地開幕? 3地区10チーム、100試合制の新プランが浮上
米全国紙USAトゥデイが3地区10チーム制、無観客本拠地開幕の新プランを伝えた
新型コロナウイルスの影響で開幕が大幅に延期となっている大リーグ機構(MLB)がリーグを再編し、6月末にシーズン開幕させることを検討していると米全国紙「USAトゥデイ」が伝えた。
検討案ではリーグを3地区10チームで再編。無観客であるものの、各チームの本拠地開催を目指すという。感染リスクを減らすため、対戦相手は同地区内のチームのみ。遅くても7月2日には開幕させ、少なくても各チーム100試合を実施したい意向だという。
これまでキャンプ地のアリゾナ、フロリダ両州に全30球団を集めて無観客でレギュラーシーズンを行うプランがあったが、夫人の出産を控えるエンゼルス・トラウトら一部選手から不満の声が出ていた。同紙は「このプランなら選手は家族から離れることもなく、移動の負担もかなり減ることになる」と伝えた。
新プランでは田中将大投手が所属するヤンキース、山口俊投手のブルージェイズ、筒香嘉智外野手のレイズ、昨季世界一のナショナルズなどが「東地区」。ダルビッシュ有投手が所属するカブス、前田健太投手のツインズ、秋山翔吾外野手のレッズなどが「中地区」で、「西地区」は大谷翔平投手のエンゼルス、菊池雄星投手と平野佳寿投手のマリナーズ、ドジャース、アストロズなどとなっている。
まだ検討段階で、MLB内ではさまざまな公式戦プランが検討されているという。同紙はMLB関係者が「シーズンは行われる。前例が無いような形でだが。しかし問題はない。これは少なくとも、シーズンであることに変わりはないのだから」と話したことを紹介した。果たして大リーグはどのような形でシーズン開幕を迎えるのだろうか。
(Full-Count編集部)