前半戦で驚異的プレー連発のNO1三塁手アレナド、5年連続のGG賞なるか
膝つき送球&尻つき送球&超人的バント処理…アレナドが見せた数々の超美技
メジャーNO1三塁手の呼び声高いロッキーズのノーラン・アレナド内野手が、今季も前半戦で驚異的な守備を連発した。アレナドはデビュー以来、4年連続でゴールド・グラブ賞を受賞中。これは、メジャーでは2001?10年に10年連続で守備の栄誉に輝いたイチロー外野手(当時マリナーズ)以来の偉業で、ナ・リーグでは初の快挙だった。後半戦も美技を連発し、今季も記録を継続できるか、大きな注目が集まる。
アレナドは前半戦で信じられない動きを何度も見せた。5月20日の敵地レッズ戦では、三塁線への痛烈なゴロをダイビングキャッチ→膝をついたまま一塁にノーバウンド送球という美技を披露。ただ、これは“序の口”だった。
6月28日の敵地ジャイアンツ戦では、三遊間へのゴロをダイビングキャッチ。わずかに弾いたものの、すぐにボールを拾い上げると、回転して尻を地面についた状態で一塁へ投げた。後ろに倒れ込みながら、ほぼ横たわっての送球だったが、ノーバウンドで一塁手のグラブへ。打者走者をアウトに仕留め、MLB公式サイトのツイッターは「君は現実のものか、ノーラン?」と驚きをもって伝えた。
また、今月3日の本拠地レッズ戦では、相手のバントに対して三塁から猛ダッシュすると、なんと一塁側で打球を処理。そのままジャンピングスローで二塁に送り、一塁走者を仕留めた。圧倒的な身体能力を生かした美技には、ファンからも「非現実的」などの声が上がった。
まさに異次元のプレーを続けるアレナドだが、米データサイト「ファングラフス」によると、今季の守備指標「UZR」はリーグ2位の6.5。一方で、ナショナルズのアンソニー・レンドンが8.0で1位に立っている。「UZR」は短期間では参考にならないとされているが、レンドンも強肩を生かした守備で存在感を見せていることは確か。アレナドが5年連続でゴールドグラブ賞に輝くのか。後半戦も驚異的な守備が飛び出すことに期待したい。
(Full-Count編集部)