ベンチじゃもったいない!? 鷹長谷川&川島や西武岡田ら“隠れた”好選手は…【パ編】

ソフトバンク・川島慶三(左)と長谷川勇也【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・川島慶三(左)と長谷川勇也【写真:藤浦一都】

ソフトバンクの長谷川と川島は打席数は少ないが、主力以上の打撃指標

 新型コロナウイルスの感染拡大で開幕が延期となっているプロ野球。各球団の選手たちは自主練習などで、来るべき開幕に向けて調整を続けている。ファンにとって開幕に向けての関心事となるのは、各球団の布陣。誰がどこの定位置を掴むのか、は気になるところだろう。

 キャンプやオープン戦を通じて各球団の布陣は大まかに固まってきていた。ただ、それぞれの球団に“隠れた”戦力はいないのだろうか? そこでここではレギュラーとして起用されるであろう選手よりも優れた打撃指標を残している選手に注目し、ピックアップしてみる。今回はパ・リーグ編だ。

西武:岡田雅利(出塁率.375 OPS.768)

 12球団でも屈指の強力打線を誇る西武。その中で意外と言っては失礼だが、打撃指標で優れているのが捕手の岡田だ。出場は36試合、78打席と少ないが、その中で出塁率.375、OPS.768を記録している。50打席以上に立っている打者で出塁率はチーム3位、OPSは6位。これはメヒアや栗山、木村らより高い。打席数が増えた時にどうなるか、という部分はあるが、森をDHなどに入れて、岡田をスタメンで起用するのも策として面白そうだ。

ソフトバンク:長谷川勇也(出塁率.407 OPS1.012)
ソフトバンク:川島慶三(出塁率.488 OPS1.004)

 2年連続で日本一に輝いているソフトバンク。選手層も屈指の厚さを誇る。その中で控えにしておくのが惜しいのが長谷川と川島のベテラン2人だ。長谷川は昨季54打席、川島は88打席と打席数は少ないものの、高い出塁率、OPSを記録。50打席以上立った選手ではチームの1、2位。この2人をスタメンに組み込んでみても、面白いオーダーになりそうだ。

楽天:ウィーラー(出塁率.320 OPS.738)

 昨季の3位からリーグ優勝を目指す楽天。オフにロメロ、鈴木大地を獲得し、選手層に更なる厚みを持たせた。外国人枠の影響もあり厳しい状況に置かれているのがウィーラーだが、昨季のOPS.738はチーム6位だった。ただ、楽天の今季の布陣を見るとスタメンで起用できるポジションはないか…。

ロッテ:岡大海(出塁率.330 OPS.739)

 昨季はあと一歩のところで4位に終わったロッテ。その中でまずまずの打撃指標を残しているのが岡だ。182打席で打率.227ながら、出塁率はチーム7位の.330、OPSは6位の.739だった。これは正二塁手の中村奨や同じ外野の清田らを上回る。FAで福田秀が加入したロッテの外野陣だが、岡も戦力として考えられるだろう。

オリックス:宗佑磨(出塁率.370 OPS.735)

 昨季最下位だったオリックス。若い宗をスタメンで使わない手はないだろう。昨季の177打席で記録した出塁率.370はチーム2位、OPS.735はチーム4位。ライバルよりも打撃指標に優れている。今季は中堅のレギュラー筆頭候補に挙がるが、打撃指標でもレギュラーに相応しいと言える。

(Full-Count編集部)

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