東京五輪に大リーガーが参加できたら… ESPN選出の米ドリームチームが超豪華
メジャーリーガーの五輪派遣を望んだハーパーの発言を受けて選出
フィリーズのブライス・ハーパー外野手が主張した東京五輪での「米国ドリームチーム」の結成。ポッドキャスト番組「スターティング9」に出演したハーパーが、2021年に開催が延期となった東京五輪にMLB選手が参加できないことに「ものすごく変なことだと思う」と語った。
このハーパーの発言を受けて米スポーツ専門局「ESPN」は「金メダルを目指して:これが我々のUSAベースボール、ドリームチームだ」と題し、現時点での米国の“ドリームチーム”を選出。メジャーを代表する錚々たる顔ぶれが並ぶ豪華なラインナップとなっている。
ESPNは「ハーパーの発言を受けて、我々はアメリカ人選手でオリンピックに向けてのドリームチームを選んでみた」とし、28人を選出している(実際の東京五輪の選手枠は24人)。なお、記事では「このようなトーナメントでは、チームメートが上手くやっていけることが重要だ。サイン盗みの傷はまだ癒えていない。アレックス・ブレグマンがコーディ・ベリンジャーの隣で着替えをするというようなリスクは取りたくなかった」との理由から、サイン盗みで問題となったアストロズの選手たちは除外されている。
ESPNが選出したこの“ドリームチーム”はとにかく豪華絢爛だ。予想スタメンを見れば、ドジャースのムーキー・ベッツに始まり、ブルワーズのクリスチャン・イエリッチ、エンゼルスのマイク・トラウト、アンソニー・レンドンと並ぶ。ドジャースのコーディ・ベリンジャーやマックス・マンシーと1番から9番まで凄まじいオーダーになる。
投手陣もヤンキースのゲリット・コール、メッツのジェイコブ・デグロム、ナショナルズのマックス・シャーザー、スティーブン・ストラスバーグの先発4枚に加え、ブルワーズのジョシュ・ヘイダーやパドレスのカービー・イエーツらのリリーフ陣と鉄壁の顔ぶれとなっている。
ハーパーが指摘したように、MLBは五輪への選手派遣は認めていない。ただ、この方針を翻し、五輪で“ドリームチーム”が結成されたら……。悲願の金メダルを目指している侍ジャパンにとってはとてつもない強敵になるだろう。