自主練習での調整の難しさは? 鷹・内川、ケア受けられず「怪我しないようにと」

オンライン会見に臨んだソフトバンク・内川聖一【写真提供:福岡ソフトバンクホークス】
オンライン会見に臨んだソフトバンク・内川聖一【写真提供:福岡ソフトバンクホークス】

大会が中止になった学生たちへエール「やってきたことがマイナスになるわけでない」

 ソフトバンクの内川聖一内野手が1日、本拠地PayPayドームで自主練習を行い、オンライン会見で報道陣の取材に対応した。9日からスタートした自主練習期間も3週間が経ち「強度を上げたり、ランニングの量増やしたりはしてますけど、年齢のこともあって怪我したくない、ケアも満足にできないので、やりすぎて怪我しないようにと神経使ってやっています」と、調整の難しさを語った。

 自主練習期間中は投手、野手に分かれ、練習に参加できるスタッフも最少人数に限られている。接触を避けるために、トレーナーのマッサージなども行えないようになっており、十分な身体のケアを受けられない。そのため、練習の強度を上げすぎて怪我に繋がることに細心の注意を払っているという。

 ただ、それでもこの状況を正面から受け止めている。「誰しもが正解が分からない、誰もこれが正解だっていうものがない中で会議とかもされていると思う。そういう方が考えてくれていること、医療従事者の方が大変な思いをされて日本を守ろうとしてくれること、それを考えると、僕らがメンタル的にしんどいというのは大したことないなと思います」と、新型コロナウイルスと闘う最前線に立つ人々のことを慮る。

 新型コロナウイルスの感染拡大により、高校総体や中学校体育大会など、学生たちの大会も軒並み中止になっている。「限られた期間の中でやってきた子どもたちのことを考えるとキツイことだと思います。ただ、やってきたことがマイナスになるわけでない。人生でやっていったことがプラスになるようにしてもらえたらいいな、と思います」とエールを送っていた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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