補強の目玉が1試合も投げずに… 164キロ右腕が薬物違反で80試合出場停止に
インディアンスのクラセはクルーバーとのトレードでオフに加入
インディアンスのエマヌエル・クラセ投手が薬物規定違反で80試合の出場停止処分を科された、と米メディア「AP通信」などが報じている。クラセは1日に禁止薬物検査で陽性反応が出たという。
ドミニカ共和国出身のクラセは2015年にパドレスに入団し、レンジャーズに在籍していた昨季メジャーデビューを果たした22歳。最速164キロを誇る豪腕でレンジャーズでは21試合に登板した。コーリー・クルーバー投手のレンジャーズへのトレード移籍に伴い、交換要員として今季からインディアンスに移籍していた。
アナボリックステロイドのボルデノンに対する陽性反応を示したというクラセ。新型コロナウイルスの感染拡大で開幕が延期となる中で、最大の補強だった右腕が1試合も投げないままに出場停止になったインディアンスは「MLBのポリシー、そして球界から禁止薬物を排除するMLBによる努力を支持します。エマヌエルとは連絡を取っており、処分が終わった後に彼を迎え入れます」と声明を出している。
(Full-Count編集部)