マー君は6年63億円? 米紙が予想するFA選手の契約の行方

まだ市場に残る選手はどのような契約を手にするのか

 米国は28日から感謝祭による連休に入った。ブライアン・マッキャン(=ヤンキース)、ジョニー・ペラルタ(=カージナルス)ら大物の行き先も決まり始めているが、ストーブリーグは連休明けに佳境に入る。来月9日からは、球界関係者が一堂に会するウィンターミーティングもフロリダ州オーランドで開幕予定だ。

 まだ市場に残る選手は、最終的にどの程度の契約を手にするのだろうか。米全国紙USAトゥデー(電子版)は特集を組み、注目の5選手の契約内容だけを予想。ポスティング・システム(入札制度)の締結が遅れ、メジャー挑戦が危ぶまれている楽天の田中将大投手(25)も4番目に登場している。

【1】ロビンソン・カノ
 長期での大型契約が予想されるが、最初の数字は「3」ではなく「2」になりそうだ。つまり、カノの望む10年3億1000万ドル(約317億円)は手にできそうにない。8年2億3300万ドル(約238億5900万円)が妥当と評価されている。

【2】ジャコビー・エルズベリー
 剛腕のスコット・ボラスを代理人とするだけに、大型契約が予想される。今季途中には右足骨折で離脱しており、長期契約を手にするには健康であることを証明する必要がある。7年1億5000万ドル(約153億6000万円)の価値があるとされている。

【3】秋信守
 同紙は、その出塁率(4割2分3厘)の高さに多くの球団が「よだれを垂らしている」と表現。25本塁打以上を打つことが可能なパワーも兼ね備えている。7年1億ドル(約102億4000万円)との予想だ。

【4】田中将大
「圧倒的なスプリットを持つが、パワーはダルビッシュほどではない」とされている。ポスティング・システム(入札制度)が変更されても、日本の球団に多額の落札金をもたらすことになるだろう。契約の予想金額は6年6200万ドル(約63億4900万円)となっている。

【5】マイク・ナポリ
 昨オフにはいったんレッドソックスと3年契約で合意したが、股関節の故障が見つかり単年契約に変更された。ただ、この1年で問題がないことを証明。レッドソックス残留が濃厚とされているが、他球団の提示額によって移籍もあり得る。3年4200万ドル(約43億円)との評価だ。

 ここまで成立した契約を踏まえて出された予想は果たして当たるのか。感謝祭連休の後の市場の流れに注目だ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY