球速157キロ&距離80メートル!? 「驚愕スロー」ジャッジは「人間じゃない」
守備でも圧倒的な身体能力を見せつける 「彼ができないことってなんだ?」
17日(日本時間18日)の敵地ツインズ戦で今季4つ目の補殺をマークしたヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手。前半戦は衝撃的な打撃でメジャーの話題をさらった“超新人”は後半戦に入って当たりが止まっているが、守備で存在感を見せた。米国のファンは「彼は人間ではない」などと称賛している。
“レーザービーム”の球速が97.7マイル(約157キロ)を記録したことが話題となったビッグプレーは、1点ビハインドで迎えた3回1死満塁のピンチで飛び出した。
ツインズのサノが右翼へのフライを放つと、落下地点に入ったジャッジが捕球し、腕をしならせる。ワンステップでモーションも小さく、力を込めたようには見えなかったが、本塁への送球は勢いが落ちることなく、最後にワンバウンドして捕手のミットに。ストライク送球で三塁走者を刺した。
ヤンキースの試合を中継する地元テレビ局「YES」の実況は「ライトへフライが上がりました。ジャッジが捕ります。ホーム目がけて送球します。そして、間に合いました! ダブルプレーです! ジャッジが驚愕スローを見せました」と興奮気味に伝えた。
MLBの解析システム「スタットキャスト」は、この送球が97.7マイルだったことに加えて、本塁までの距離が262フィート(約80メートル)だったと算出。今季メジャー最多30本塁打、リーグ9位の打率.311、同3位の66打点を記録しているジャッジだが、圧倒的な身体能力を守備でも見せつけた。
MLBは公式ツイッターで「キャノン砲が炸裂!」と伝えたが、ファンからは驚きの声が殺到。米「CBSスポーツ」電子版で、前半戦終了時点でのメジャーリーグNO1プレーヤーに選出された“超新人”への称賛が相次いでいる。
「素晴らしいスローだった。彼はなんでもできる!」
「本当に素晴らしいプレーだよ」
「もう彼にMVPをあげなよ」
「この男は非現実的だ」
「彼は人間ではない」
「彼ができないことってなんだ?」
「楽々とこなしているように見えるね」
新人王とMVPをダブル受賞すれば、2001年のイチロー外野手(当時マリナーズ)以来、史上3人目の快挙となるだけに、大きな注目が集まるジャッジ。ファンからは、すでにMVPに値するとの意見が出ているが、後半戦も活躍を続けられるだろうか。
(Full-Count編集部)