先発のソフトB松本、確実に成長も「どれだけチャンスもらえるかわからない」
前回登板でペゲーロに特大弾被弾、西武戦も「気を抜けるのは1球もない」
19日、北九市民球場に舞台を移して開催されるソフトバンクの「鷹の祭典」3日目で、松本裕樹が先発マウンドに上がる。西武戦へ向けて、松本は「鷹の祭典の専用ユニフォームは前回登板で着たが、お客さんも全員同じユニフォームを着ているのは新鮮かな、と思う」と初の“祭典登板”に心を躍らせる。
前回登板(12日)の楽天戦はペゲーロに特大弾を浴び負け投手となったものの「自分でも何とか粘れたと思う」と一定の手応えは感じている。西武打線に抱いているのは、そのペゲーロと同じような「どんどん振ってくる」イメージだという。
「とにかく低めに丁寧に投げるだけ。気を抜ける球は1球もないと思う。左打者によく打たれているので気をつけたい。これから先、どれだけチャンスをもらえるのかわからないので、1つ1つ自分のものにしていきたい」
投げるたびに反省材料は見つかるものの、試合を作る能力は確実に伸びてきている。そんな成長過程の中、未体験の北九州のマウンドに苦しむのか、即座に対応できるのか。松本の投手としての力量が、さらに問われる登板となりそうだ。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)