ドジャースが球場ネーミングライツを販売中、1シーズン13億円超と米報道
「ドジャースタジアム」に企業名を足す形で決着か
スポーツビジネスが一大産業となっている現在、使用される球場や競技場の所有者にとってネーミングライツの販売も大きな収入源の1つだ。メジャーでは、今季からホワイトソックス本拠球場が「ギャランティード・レート・フィールド」に名称変更するなど、球場の名称変更は頻繁に行われている。一方で「ヤンキースタジアム」「リグレーフィールド」のように、長らくファンに愛されてきた球場名もある。同じくロサンゼルスで50年以上にわたり愛されてきたドジャース本拠地「ドジャースタジアム」だが、将来的に名称変更される可能性があるという。米スポーツ専門誌「スポーツ・ビジネス・ジャーナル」電子版が伝えている。
記事によれば、今春からドジャースは球場のネーミングライツを1シーズンあたり1200万ドル(約13億4500万円)で販売しており、将来的には「●●●フィールド・アット・ドジャースタジアム」と「●●●」の部分にネーミングライツを購入した企業名を入れた形に変わるという。
この報道を受け、地元紙「LAタイムズ」がドジャースのスタン・カーステン社長を取材。同社長は「ドジャースタジアムという名前を売っているわけではない」と話し、「ドジャースタジアム」という名前自体は残すことを明言。今ある球場名に企業名を足すことでファンの感情と折り合いとつけようと考えているようで、「今話し合いをしていることが問題になるとは心配していない」と話したそうだ。
1962年にオープンして以来、「ドジャースタジアム」の名前で親しまれてきた球場も、時代の流れに合わせて変わるのだろうか。しばらく目が離せなそうだ。
(Full-Count編集部)