燕・高津監督の“超遅球”がWソックスのベストピッチに 「そのスローさに固まった」
2004年にホワイトソックスで59試合2勝3敗19セーブ、防御率2.31の成績を残した高津氏
米スポーツ局「NBCスポーツ・シカゴ」はホワイトソックスのベストピッチTOP14を発表し、高津臣吾氏(現ヤクルト監督)の“フリスビー”カーブが14位にランクインした。
高津氏はヤクルト時代は不動の守護神として歴代2位となるNPB通算286セーブをマーク。メジャーでは2年間の在籍だったがホワイトソックス時代は「ミスターゼロ」の愛称でファンから愛された。
記事ではホワイトソックスが100年以上の歴史の中で「誰がベストの投球をした?」と、14のベストピッチを紹介。移籍1年目となった2004年に24試合連続無失点を記録するなど、59試合2勝3敗19セーブ、防御率2.31の成績を残した高津氏が14位に選出されている。
選出された理由には「シカゴには長くいなかったが、彼は、シカゴで強い印象を残した。彼は2004年の間は、ほとんど打れることがなかった。彼の最大の武器の一つは、“フリスビー”カーブだった。観客にハッと息を呑ませるような投球はあまり見ることがない」と、緩急を使った投球を評価。
当時はパワー全盛期の中、サイドスローから投じられる87マイル(約140キロ)の直球にスライダー、カーブを武器に打者を圧倒し「彼はレーダーで計測不可能なほどにスローなボールを投げた。多くの打者はそのスローさに固まっていた。それは本当にスローで80マイル半ばの速球にくらべてさえもスローに見えた」と伝えていた。
(Full-Count編集部)