プロ2年目の二刀流“台湾の大谷”が絶好調 才能開花で打率.377、7本塁打25打点
オープン戦では二刀流に挑戦した林安可、大学時代は最速147キロ左腕
世界で唯一、観客を動員している台湾プロ野球。楽天が球団を買収しラミゴから球団名が変わった楽天モンキーズは開幕から好調で首位をキープしているが二刀流に挑戦した“台湾の大谷”にも注目が集まっている。
今季プロ2年目を迎える統一ライオンズの林安可外野手(左投左打)。中国文化大学時代は最速147キロの直球を投げ込む投手としても注目を浴びたが、ルーキーイヤーの昨季は野手一本で勝負し打率.255、2本塁打、13打点をマークした。だが、今季は練習試合、オープン戦に登板するなど二刀流にも挑戦していた。
10日に行われた富邦ガーディアンズ戦ではリーグ単独2位となる7号ソロを含む4打数4安打2打点の大活躍。5月1日の富邦ガーディアンズ戦では王柏融(現日本ハム)の新人記録に並ぶ4試合連続アーチを放つなど、その才能を開花させている。
ここまで投手として登板はまだないが、野手では21試合に出場し打率.377(リーグ5位)、7本塁打、25打点(リーグトップ)。大先輩の王柏融は打率4割をマークするなど打撃を武器に日米で注目を浴びたが、“台湾の大谷”林安可も近い将来、日本でプレーする機会があるかもしれない。